ステロイドの毒って何? と言う話なんですが、昔はこう言ったうたい文句で変な商品が販売されていました。
一般的には脱ステのときに体中から大量にでるアレ(浸出液)のことをいいますが、アレと毒素はまったくの別物だそうです。
あの黄色っぽくて決していい香りではないアレは、いかにも毒って感じなので、騙された人も多いのではないでしょうか。
アレは毒どころか炎症を治すために必要な成分であり、ある意味ただしい反応なわけで、アレがでるから炎症が治るのです。
脱ステすれば必ず出るので、ステロイドの毒が体から出ているように見えますし、それを誰かが言って広まってしまったのでしょう。
例えば、漢方治療を始めて脱ステをすると、当然アレが吹きでるわけで、それをいいことに漢方の効果でステロイドの毒素を出しているところですと説明。
ちなみにこれは漢方を飲まなくても吹きでますし、炎症が治まってくれば自然に止まるのです。ようするに漢方の効果は不明であり、もしくは効果なしと言うことになります。
全ての漢方に効果がないとは言えないと思いますが、このようにしてごまかされていたのが現実だと思います。
なのでステロイドは悪い薬であり、体に毒であると思われていたのですね。
確かにステロイドは普通に使うと高い確率で失敗すると思います。使い始めから安定するまでは、計画的に使う必要があるからです。
アトピー患者が皮膚科に行ってステロイドをもらうだけでは、失敗して当然なんですよ。
今まで皮膚科が怠ってきたことは、患者に対してステロイドの使い方を教育してこなかったことでしょうね。